バーバリーブルーレーベルをあのバーバリーからの直輸入品と思っている人は多いと思います。日本人好みに作られたバーバリーブルーレーベルはバーバリーブラックレーベルとともに実は、日本製なのです。
バーバリーといえば、冬になるとあちこちで見かけるチェックのマフラーでおなじみの、だれもがご存知のあの定番ブランドのことです。バーバリーの歴史は古く、1856年、トーマス・バーバリーがイギリスはロンドンのベイジングストークで開業した洋服店が始まりです。トーマス・バーバリーは農民が汚れを防ぐために服の上に羽織る上着をヒントに、「ギャバジン」といわれる耐久性・防水性にとんだ新素材を開発、特許を取得し製造権を独占、大飛躍を遂げます。1924年にはご存知のバーバリーチェックが誕生します。コートの裏地としてデザインされたのが起源です。しかし1967年のパリのファッションショーで、傘にバーバリーチェックをはじめて裏地以外で使用し、大ヒット!その後バッグやマフラーなど様々なファッションアイテムに使用され、世界中に知られることとなりました。なかでもバーバリーのトレンチコートは第一次世界大戦時の英国陸海軍に正式採用され50万着以上を着用されました。元英首相ウインストン・チャーチルら著名人が愛用してことでも有名で、イギリス王室御用達でロイヤルの称号も持っています。
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バーバリーブルーレーベルは日本の会社、三陽商会が本家バーバリーとライセンス契約を結んでできた日本だけで展開するブランドです。バーバリーとのライセンス契約といって三陽商会が、バーバリーの意匠に対して使用料を支払うという契約です。バーバリーブルーレーベルのデザインコンセプトは、オードリー・ヘップバーンやジャクリーン・オナシスが20歳代だったら何を選ぶかというイメージでデザインされています。バーバリーの伝統的な基本デザインからそれることなく、若い女性をターゲットにしたバーバリーブルーレーベルのファッションアイテムは、財布、バッグ、コート、ダウン、ワンピースなど幅広くすべてを、日本人向けに提案しています。バーバリーの伝統にトレンドを融合させた品のあるクラシックなスタイルが、ブルーレーベルのターゲットである18歳から25歳の女性たちのおしゃれごころをとらえています。購入する方々の中には、あの「バーバリー」をこんなに安くで買えるなんて・・・という喜びもあるのかもしれませんね。
バーバリーブルーレーベルの成功を受けて作られたのが、バーバリーブラックレーベルです。これも三陽商会が本家バーバリーとのライセンス契約で、若い男性をターゲットに誕生しました。ブルーレーベルと同じくブラックレーベルも日本だけの展開です。本家バーバリーのファン層からみると、ブルーレーベル、ブラックレーベルともにワンランク下と見る人もいますが、明らかにターゲット年齢層がちがうので、見事にすみわけができています。ただ本家バーバリーも、世界のファッション界の流れに沿って、100年も変わらないバーバリーの本質に最先端のトレンドを盛り込んだ新しいバーバリーのライン「バーバリー・プローサム」をワールドワイドに展開中です。プローサムとはラテン語で「前進」の意。そのプローサムラインは故トーマスの遺伝子を受け継ぐ存在というのがコンセプトということなので、、このバーバリーはやはり不滅のファッションブランドといえそうです。
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